やさしい日本語

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「やさしい日本語」とは?

「やさしい日本語」とは、易しい + 優しい ⇒「やさしい」日本語です。
普通の日本語よりも簡単で、初めて学ぶ人にもわかりやすい日本語のことです。
また、地震などの災害が起こったとき、日本語に不慣れな外国人へ情報を伝達するのに有効なことばです。

大田区には約32,000人の外国人がおり、国籍数は120か国を超えています。(令和7年1月1日時点)
すべての外国人に対して母語で情報を伝えることが一番理想的ですが、現実的には不可能です。
また、誰しもが英語が分かっているわけではありません。

例えば、区の多文化共生実態調査では、68.7%の人が「日本語がわかる」と答えています。(令和4年度 大田区多文化共生実態調査)
このため、情報伝達や災害時などには「やさしい日本語」が有効な言葉だと言われています。
大田区でも、やさしい日本語で外国人向け広報紙を作成・発行するなど、その普及に取り組んでいます。

やさしい日本語はどのように使うの?

例えば、「すぐに高台に避難してください!」という文章がありますが、これは「すぐに高いところへ逃げてください!」と言った方が伝わります。

コツさえつかめば誰でも取り組むことができます。
例えば、はっきりと伝える(明瞭な意味を、明瞭な発音で)、最後まで言い切る(です、くださいなど文末まで言う)、短く言う(1つの文に1つの意味にする、不要な内容を言わない) などです。
やさしい日本語を覚えて、お互いに分かりあうことができるコミュニケーションをとってみませんか。

詳しくは法務省や東京都がガイドラインを出していますので、ご覧ください。

東京都 啓発動画:「やさしい日本語」はじめませんか?

参考リンク