未経験から、介護職へ!
介護の仕事は、人を笑顔に、幸せにする素敵な仕事です!
介護職員 大川シャルインさん(フィリピン)
社会福祉法人 池上長寿園 大田区立特別養護老人ホーム蒲田
介護のお仕事は母国では馴染みがなく、どんなお仕事なのかわかりませんでした。
それまではベッドメイキングなど異なる仕事をしていましたが、父の勧めもあり、挑戦してみることにしました。ゼロからのスタートでしたので、介護の専門用語も、周りの日本人職員が何を言っているかもわかりませんでしたが、先輩が一から教えてくれました。
また、わからないことはそのままにしないで質問をしていました。知らない言葉は付箋に書いてロッカーに貼り、覚えたら剥がすということを繰り返しました。だんだんと仕事に慣れ、どんどん楽しくなってきました。
今では利用者様の笑顔を見られるのが一番嬉しいです。第2の家族だと思っています!
3年が経過して、介護の資格(初任者研修)を法人のフォローアップのもと取得しました。これからもっと勉強して実務者研修の資格を取りたいと思っています!
シャルインさんのタイムスケジュール(早番の日)
8:15~ | 出勤 |
8:15~11:00 | バスに添乗してデイサービスの利用者様をお迎えに行きます |
11:00~12:15 | 利用者様と体操やレクリエーションをします |
12:15~13:00 | 休憩 |
13:00~15:00 | 排泄介助と入浴介助 |
15:00~ | 利用者様のおやつタイムの準備 |
15:00~16:00 | 利用者様の帰宅の準備、排泄介助 |
16:30~17:00 | 今日一日の介護記録を書きます |
17:00 | 退勤 |
介護のお仕事は利用者様の気持ちを明るくし、幸せに過ごしてもらうことです。
人を幸せに、笑顔にできる仕事ですので、とてもやりがいがあります。
人を思う心があれば、誰にでもできる仕事だと思いますが、短気な人は向いてないかもしれません…(笑)日本語ができないからと躊躇したり、あきらめる外国人もいますが、言葉の壁はあったとしても、なんとかして気持ちを伝えるのは難しくないです。
もちろん介護の日本語の勉強も必要ですが、日本語をネックに留まるより、チャレンジすることが大切だと思います!
ほっぽふれあい祭りでオーちゃんの着ぐるみを着てパプリカを踊るシャルインさん↑
入所当初からシャルインさんの頑張りをずっと見てきました。
わからないことは調べて勉強し、自分の役割に対してベストを尽くしている人です。
言葉も文化も違うところで働くって大変なことだと思います。
私はそんな職員の期待に応えられるような職場を作ること、彼らを支えることが自分の役目だと思っています。
介護のお仕事に興味がある人は是非チャレンジしてみてくださいね。
※本記事は2019年10月 国際都市おおた協会 職員によるインタビューをもとに作成されたものです。